大腸がん術後身体機能低下に影響する周術期要因の検討

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要旨

結論

大腸がんの周術期の身体機能低下には、歩行訓練開始日と炎症反応が関連していた。

目的

大腸がんの周術期における身体機能低下に影響する要因を検討した

対象と方法

大腸がんの外科手術を受ける患者55名(年齢71.8±9.7歳)に対し、手術前後の身体機能をshort physical performance battery (以下、SPPBと略)にて測定し、対象を身体機能低下の有無で群分けした。手術前に体重、BMI、筋肉量、体脂肪率、6分間歩行距離、握力、膝伸展筋力, 10m歩行速度、血清アルブミン、血清CRPを、手術後に歩行訓練開始日、病棟歩行自立日、経口摂取開始日、エネルギー充足率、血清アルブミン、血清CRPを測定した。統計学的検討として、各測定項目の群間比較の後、身体機能低下の有無に関するロジスティック回帰分析を行った。

結果

身体機能低下あり群はなし群と比較して有意に歩行訓練開始日が遅く、術後1日目のCRPが高値であり、ロジスティック回帰分析の結果、歩行訓練開始日と術後1日目のCRPが有意な変数として抽出された.

管理人の都
管理人の都

私は今回の論文の核となるSPPBを知りませんでした。死亡や再入院リスクとも関連する指標です。この結果からは、単純に大腸がん術後に対して、早期歩行訓練開始と炎症を抑える介入が重要ということですかね。栄養ではEPA投与で炎症コントロールに寄与できるでしょうか。

日本静脈経腸栄養学会雑誌33(5):1147-1152:2018

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