胃切除術後胃がん患者に対する外来栄養食事指導の体重減少防止効果の検討

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学会誌JSPEN Vol.1 No.2

要旨

結論

胃がん切除後の外来栄養指導を行った結果,栄養指導介入群で体重減少防止効果が認められた。

目的

胃がん患者に対して胃切除術後の外来栄養指導による体重減少防止効果について検討した.

対象と方法

1)胃切除患者に対して継続的に体重減少防止のための外来栄養指導を前向きに行った55 例(以下,指導群)と胃切除患者で外来栄養指導が未受講で術後6 カ月の体重を後ろ向きに評価できた53 例(以下,対照群)を対象として,術後6 カ月の体重減少率を検討した.

2)指導群と対照群108 例を対象として,術後6 カ月の体重減少率10%未満に関する臨床的背景を多重ロジスティック回帰分析にて検討した.

結果

1)術後6 カ月の体重減少率は,指導群9.6%,対照群13.3%と指導群が有意に少なかった(p < 0.005).

2)多重ロジスティック回帰分析にて, 栄養指導の受講有(Odds ratio; 以下,OR と略 3.495, p=0.007), ステージⅠ(OR 2.823,p=0.027),胃部分切除(OR 8.078, p < 0.001)が術後6 カ月の体重減少率10%未満の独立した因子であった.

管理人の都
管理人の都

胃がんの術後体重減少抑制は栄養士としての重要な仕事の一つですね。本文を読むと対象は”入院中
に 2 回,退院後 1 カ月,3 カ月,6 カ月に栄養指導を前向きに行うことができた患者”となっていますので、途中脱落者は含まれません。コンプライアンスの高い患者群であったことに留意する必要がありますね。栄養指導内容としての目標栄養は基礎代謝×ストレス係数1.3×活動係数1.2と設定されています、頻回食も提案しています。体重減少率が化学療法の継続率を関係しているとの報告がありますので、胃術後の栄養指導は非常に重要と思いました。

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