膵頭十二指腸切除における時期を考慮した栄養指導食事パスの導入と効果

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要旨

結論

職種間で連携し術後時期に応じた栄養食事指導を継続することは、術後合併症予防と血糖コントロールのために重要である。

はじめに

膵頭十二指腸切除では術後の胃内容排泄遅延や耐糖能の悪化が問題となる。今回我々は、術後の時期と病態に応じた栄養食事指導パスを作成し導入した。

方法

膵頭十二指腸切除を施行した29例を対象とし、胃内容排泄遅延発生状況、HbA1cの変化、患者の満足度を調査した。

結果

胃内容排泄遅延の発生は1例(3.4%)のみであった。1年以上当院外来で経過を観察できた23例のうち、術前HbA1c非糖尿病型群11例では調査終了時に全例がHbA1c7%未満であった。術前HbA1c糖尿病型群では12例中7例でHbA1cは7%未満にコントロールされており、7.5%以上は2例のみであった。糖尿病型群のHbA1c中央値は術後3ヶ月に術前に比べ低下したが、6ヶ月で再び上昇した。患者アンケートで満足度は良好であった。

管理人の都
管理人の都

膵頭十二指腸切除後の栄養指導に関する論文です。胃内排出遅延の発生率が少なく感じられますね。糖尿病があって手術をすると3か月は食事療法のコンプライアンスが良いのでしょうか。

日本静脈経腸栄養学会雑誌vol.33 No.5 2018 1169-1172

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