食事摂取基準2020年度版の変更まとめ【炭水化物、食物繊維、エネルギー比】

臨床栄養ライフ
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食事摂取基準の2020年度版が出ることは知っている、研修会もあるけど忙しくて参加できない。研修会の資料をみたけど、忙しくて読む時間がない。こんな悩みを抱えている栄養士さん向けの記事です。

食事摂取基準2020年度版の炭水化物、食物繊維、エネルギー比だけをまとめます。エネルギー・食塩等その他を知りたい方はこちら

【食塩・目標量】食事摂取基準2020まとめのまとめ【未完】
【未完】食事摂取基準の2020年度版の変更箇所をまとめ、さらにそのまとめです

本記事の内容

 食事摂取基準2020年度版 改定か所のまとめ 
・炭水化物
・食物繊維
・エネルギー比

記事を書いている私は病院で働いています。 私は改定の研修会には参加できませんでしたが同僚が参加して伝達講習をうけ、資料も手に入れました。

この記事だけで食事摂取基準のすべてを理解するのは無理なので、時間のある方は厚労省のサイトや研修会の資料を確認する事をオススメします。

炭水化物

  • 目標量:0~11か月は設定なし。1~75歳以上までの全ての年齢区分において、%エネルギーが50~65%に設定
  • たんぱく質・脂質の残りを目標量(範囲)として設定
  • 推定平均必要量・推奨量・目安量の設定なし
  • 炭水化物の必要量は不明
  • 目標量の上限はたんぱく質と脂質の上の値に対応させて設定、ただし、食物繊維の摂取量が少なくならないように注意。

食物繊維

目標量(g/日)
男性女性
0~5か月
6~11か月
1~2歳
3~5歳8以上8以上
6~7歳10以上↓10以上↓
8~9歳11以上↓11以上↓
10~11歳13以上13以上
12~14歳17以上17以上↑
15~17歳19以上18以上↑
18~29歳21以上↑18以上
30~49歳21以上↑18以上
50~64歳21以上18以上
65~74歳20以上17以上
75歳以上20以上17以上

↑:前回基準より上昇  ↓:前回基準より低下

  • 目標量 成人:理想的な摂取量と日本人の摂取量の中央値とその中間値を参照した上で算定。

エネルギー比 (エネルギー産生栄養素バランス)

男性  (%エネルギー) 目標量
タンパク質脂質飽和脂肪酸炭水化物
6~11か月
1~2歳13~2020~3050~65
3~5歳13~2020~3010以下50~65
6~7歳13~2020~3010以下50~65
8~9歳13~2020~3010以下50~65
10~11歳13~2020~3010以下50~65
12~14歳13~2020~3010以下50~65
15~17歳13~2020~308以下50~65
18~29歳13~2020~307以下50~65
30~49歳13~2020~307以下50~65
50~64歳14~20↑20~307以下50~65
65~74歳15~20↑20~307以下50~65
75歳以上15~20↑20~307以下50~65

3~17歳の飽和脂肪酸、50歳以上の年齢区分が新設

↑:前回より増加

女性  (%エネルギー) 目標量
タンパク質脂質飽和脂肪酸炭水化物
6~11か月
1~2歳13~2020~3050~65
3~5歳13~2020~3010以下50~65
6~7歳13~2020~3010以下50~65
8~9歳13~2020~3010以下50~65
10~11歳13~2020~3010以下50~65
12~14歳13~2020~3010以下50~65
15~17歳13~2020~308以下50~65
18~29歳13~2020~307以下50~65
30~49歳13~2020~307以下50~65
50~64歳14~20↑20~307以下50~65
65~74歳15~20↑20~307以下50~65
75歳以上15~20↑20~307以下50~65

3~17歳の飽和脂肪酸、50歳以上の年齢区分が新設

↑:前回より増加

  • エネルギー比は、エネルギーを構成する栄養素とその栄養素を構成する物質が足りなくならないようにすることが目的
  • 生活習慣病発症と重症化予防を目的
  • エネルギー比今後の課題:①エネルギー比は他の栄養素の摂取量にも影響を与える。エネルギー比と他の栄養素の関係を日本人のデータで検討する必要がある。②日本人の脂質目標量を設定するための研究が必要

管理人の都
管理人の都

食物繊維の目標量が上がっています。病院栄養士からすると、献立の見直しを迫られるかもしれませんね。エネルギー・たんぱく質・食塩の改定か所を知りたい方は下記の記事をご覧ください

日本人の食事摂取基準2020年度版の変更まとめ【エネルギー・たんぱく質・食塩】
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 おわり

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