皆様、こんにちは。2024年に参加する学術集会は決めましたか?
開催予定の臨床栄養関連の学術集会を開催地・期間・HPと私のコメントをまとめました。
なお、糖尿病や循環器病学会等の診療科ごとの学会はこの記事では扱っていません
学術集会一覧
学会・HP | 開催日時 | 場所 |
病態栄養 | 2025年1月17日~19日 | 京都 |
JSPEN | 2025年2月14日~15日 | 横浜 |
外科代謝 | 7月25日~27日 | 大阪 |
臨床栄養 | 10月4日~6日 | 東京 |
栄養改善 | 9月6日~5日 | 大阪 |
リハ栄養・在宅管理・健康栄養システム学会は場所と会期を記事の最後に載せています
病態栄養学会
- 会期:2025年1月17日(金)~1月19日(日)
- 会場:国立京都国際会館
- 学術集会HP
臨床現場、基礎研究、学生の発表など、色々なテーマを勉強できます。分野としては生活習慣病の食事療法が多い印象です。
私は病棟での栄養管理が中心の仕事をしていますが、外来栄養指導もしているので、普段は聴講しない分野のアップデートにも役立っています
近年は現地とWebとのハイブリッド開催という形が定着しています。個人的には例年、タイムテーブルに空きがあってゆっくりソファにでも座って話ができるのが良いかなと思っています
栄養治療学会(JSPEN)
- 会期:2025年2月14日(金)~15日(土)
- 会場:パシフィコ横浜
- 学術集会HP
以前は静脈・経腸栄養がメインのJSPENでしたが、食事療法でも演題が出されています。実験系の基礎研究もあります。参加している職種も栄養士・医師・薬剤師・看護師・リハビリetc…。学際的です
今年に「日本栄養治療学会」に学会名が変わりましたが、通称「JSPEN」は変わらず。参加人数の多い学術集会です
外科代謝栄養学会
- 会期:2024年7月25日(木)~27日(土)
- 会場:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
- 学術集会HP
消化器外科の医師が多い学会です。最近はチーム医療も取り扱うようになって栄養士の参加も見かけます
基礎研究の発表もあります。食事療法は少なめ。輸液・経腸栄養などの栄養療法や栄養アセスメント等のテーマが多い印象です
JSPENで周術期や集中治療の領域を頻繁に聴講される方にはオススメの学会です。参加人数は多くないので快適な反面、少し寂しかったりします
この学会に所属している先生はJSPENにも所属されている事が多いです
臨床栄養学会
- 会期:2024年10月4(金)~6日(日)
- 会場:KFC Hall&Rooms(東京都墨田区・国際ファッションセンター)
- 学術集会HP
臨床栄養代謝学会と名前が似ていますが別物です。例年、学術集会は臨床栄養学会と臨床栄養協会の連合会です。
栄養士、医師、大学の先生が多い印象。演題は生活習慣病の食事療法、食品研究、基礎研究がバランスよく聞ける印象で、静脈・経腸栄養は少な目
栄養改善学会
- 会期:2024年9月6日(金)~8日(日)
- 会場:大阪公立大学
- 学術集会HP
日本栄養士会と関係の深い学会です。参加者の大半が栄養士・管理栄養士・養成校の先生ですね。栄養士主体の会ですので、非医療系の発表も多いので給食・調理・食品・栄養疫学など、栄養士としての地力を上げるにはもってこいです。また、実務的な発表も多いです
学生さんの発表も多いですね。一方で臨床栄養だけを目的とすると、少し物足りないかもしれません
その他
リハビリテーション栄養学会
- 会期:2025年1月25日(土)
- 会場:川崎市コンベンションホール(神奈川県)
- 学術集会HP
リハビリテーション栄養学会は、医師・看護師・セラピスト(リハの療法士)・栄養士・歯科衛生士などなど、多彩な職種で構成されています。
在宅栄養管理学会
- 会期:2024年7月13日(土)~14日(日)
- 会場:ウインクあいち(愛知)
- 学術集会HP
私は参加したことありませんが、病院での治療を在宅で継続される患者さんも少なくないし、在宅療養されている方の入院もありますから、参加して知識に幅をもたせてもいいかも
健康・栄養システム学会
会期:2024年6月8日(土)~9日(日)
会場:オンライン開催
学術集会HP
私は残念ながら参加したことない学術集会です。オンライン開催ですが、一度参加してみたいですね
以上、臨床栄養にかかわる学会を示しました。これまで挙げてきた学会で臨床栄養全般の知識をアップデートしつつ、担当診療科・興味のある分野の学会へ行くと良いと思います
おしまい