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病院栄養士が国家試験過去問を解く【臨床栄養のみ】vol.14

栄養士の卵さんは勉強の足しに。 この記事を読んでおられる現役の栄養士さんは読み物として

✔本記事の内容

第33回管理栄養士国家試験の臨床栄養の分野のみ

過去問は第33回管理栄養士国家試験を参照することにしました。厚生労働省のホームページからの印刷です。解答も同ホームページを参照しています。

解説は現役管理栄養士のわたし、都が行いました

国試番号188.189.190

K診療に勤務する管理栄養士である。居宅療養管理指導を行っている。患者は、75歳、女性。脳梗塞を発症し、左片麻痺を患いながら自宅療養している。意識ははっきりしており、嚥下障害は認めない。食事は買ってきてもらったレトルト粥、パン、牛乳などを自分で選んでたべているが、摂取エネルギー量が500kcal/日と少ない。

身長146cm、体重35kg、空腹時血液検査値は、ヘマトリクット33%、赤血球380万/μL、アルブミン2.6g/dL、クレアチニン0.6mg/dL。

問題番号①(国試番号188)

今後の栄養管理である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

  1. このまま食事を継続し、モニタリングを続ける。
  2. 主食をめしに変更して、1日の摂取エネルギー量を1,500kcalとする
  3. 食事以外の水分摂取として、現状より500ml増やす
  4. 間食として栄養補助食品(200kcal、たんぱく質7g)を追加する。

問題番号②(国試番号189)

1週間後に再訪問したところ、体重が2kg増加していた。考えられる理由として、最も適切なのはどれか。1つえらべ

  1. 浮腫の増悪
  2. 便秘
  3. 脱水の改善
  4. 体脂肪量の増加

問題番号③(国試番号190)

再訪問後の栄養管理である。最も適切なのはどれか。1つ選べ

  1. たんぱく質摂取量を増やす
  2. 食物繊維摂取量を増やす
  3. 増加させた水分摂取量500mlを継続する
  4. 脂肪摂取量を減らす

つづく

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