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病院栄養士が国家試験過去問を解く【臨床栄養のみ】vol.2

この記事を書いている私は現役の病院栄養士ですが、知識の確認するために国試(臨床栄養の領域のみ)の過去問をチェックしました。 その2回目となります

栄養士の卵さんは勉強の足しに。 この記事を読んでおられる現役の栄養士さんは読み物として、気軽に読んで頂ければ幸いです。国試と思ってあなどると知らない事もあるので、知識の底上げにもってこいです

✓本記事の内容

 第33回管理栄養士国家試験の臨床栄養の分野のみ 5問 

過去問は第33回管理栄養士国家試験を参照することにしました。厚生労働省のホームページからの印刷です。解答も同ホームページを参照しました。※厚労省のHPでは公開が終了しています

解説はこの記事を書いている都が行いました

問題① (国試問番号27)

臨床検査に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ

  1. 基準値は、健常者の測定値の75%が含まれる範囲である
  2. 心電図のP派は、心室の興奮を反映している
  3. 便潜血反応は、大腸がんのスクリーニングとして用いられる
  4. ALTの上昇は、心臓疾患に特異的である
  5. CT(コンピュータ断層読影)は、磁気を利用する検査である

問題②(国試番号28)

治療の種類とその組み合わせである。誤っているのはどれか。1つ選べ

  1. 対症療法 発熱の患者に対する解熱鎮痛薬の投与
  2. 原因療法 C型慢性肝炎に対する抗ウイルス療法
  3. 化学療法 子宮頸がんに対する放射線照射
  4. 理学療法 脳梗塞後の麻痺に対するリハビリテーション
  5. 緩和療法 がん患者に対する精神的ケア

問題③(国試番号29)

栄養・代謝に関わるホルモン・サイトカインに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

  1. グレリンは、食前に比べて食後に分泌が増加する
  2. レプチンは、エネルギー代謝を抑制する
  3. アディポネクチンはインスリン抵抗性を増大させる
  4. TNF-α(腫瘍壊死因子α)はインスリン抵抗性を軽減する
  5. インクレチンはインスリン分泌を亢進させる

問題④(国試番号30)

胆汁と膵液に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ

  1. 胆汁は、胆嚢で産生される
  2. 胆汁は、リパーゼを含む
  3. 胆汁は、脂肪を乳化する
  4. 膵液は、膵島(ランゲルハンス島)から分泌される
  5. 膵液は、酸性である

問題⑤(国試番号31)

循環器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ

  1. 心房細動は脳出血のリスク因子である
  2. 心室細動は致死性不整脈である
  3. 心筋梗塞による胸痛にはニトログリセリンが有効である
  4. 仮面高血圧では、家庭血圧は正常である
  5. 右心不全では、肺うっ血をきたす

つづく

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