栄養士の卵さんは勉強の足しに。 この記事を読んでおられる現役の栄養士さんは読み物として
✔本記事の内容
第33回管理栄養士国家試験の臨床栄養の分野のみ
過去問は第33回管理栄養士国家試験を参照することにしました。厚生労働省のホームページからの印刷です。解答も同ホームページを参照しています。

解説は現役管理栄養士の都が行いました
褥瘡に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ
- 大転子部は、後発部位である
- 貧血は、内的因子である
- 十分なたんぱく質の摂取量が必要である
- 亜鉛の摂取量を制限する
- 30度側臥位は、予防となる
解答
次の文を読み「A」「B」の設問に答えよ
K総合病院に勤務する管理栄養士である。緩和ケアチームによるラウンドを行っている。
患者は73歳、男性。昨年、膀胱がんに対して手術を行った。先月来院時に肺への転移が確認され、積極的治療を希望したため、再入院し、1か月の抗がん剤治療を開始した。
再入院時の身長162cm、体重60kg、血圧136/80mmHg、空腹時検査値は、赤血球410万/μL、アルブミン3.7g/dL、尿素窒素14mg/dL
「A」
治療開始後より、嘔気が出現し、食欲が低下してきたため、これまでの一般食の食事内容を見直した。見直し後の食事内容の1例として、最も適切なのはどれか。1つ選べ
- ごはん、鮭のホイル焼き、肉じゃが、りんご
- 全粥、かれいの煮魚、切り干し大根の煮物、リンゴゼリー
- ピザトースト、グラタン、コーンスープ、りんご
- ざるそば、冷奴、小松菜のお浸し、りんごゼリー
解答
「B」
治療開始1週間後に、さらに嘔気が強くなり、食事摂取量が必要栄養量の1/3以下となり、体重も1週間で3%以上減少した。この時点での栄養管理の方針である。最も適切なのはどれか。1つ選べ
- 嗜好を重視して食事摂取量の増加を図る
- 経鼻経管チューブによる経腸栄養法を開始する
- 胃瘻による経腸栄養法を開始する
- 中心静脈栄養法を開始する
解答
つづく
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